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中学生のハローワークVol.3 【映画監督 池谷薫さん】
第3弾は、7月5日(日)せんがわ劇場 ふれあいの家で、映画監督池谷薫さんに来ていただきました。

今回はテスト期間ともろに重なってしまったこともあり、子ども達は集まりが今ひとつでしたが、今回はご父母もOKということで、総勢16人の参加者となりました。

池谷監督のお仕事を知ってもらうには、百聞は一見にしかずで、まずは監督の作品を鑑賞してもらいました。
映画は中学生には難しい内容が含まれているので、池谷監督から上映前に少し解説をしていただきました。監督は、時代背景を理解しようとするのは難しいけど、この映画は家族のお話、人間を撮っている。何年も経って、あんな映画があったなぁと思い出すような映画であればいいと思うと仰っていました。

上映会に関しては実は裏話が…せんがわ劇場のふれあいの家はとても広くて明るい素敵な空間なのですが、それが上映にはとっても不向きであるという事に気づいたのが前日。
困った私達が取った手段は。。はい、ドラッグストアを回ってダンボールを回収しましたよ。合計20個のダンボールをつなぎ合わせて巨大な目隠しを作りました。祈るような気持ちでダンボールを窓に立てかけたら何とか暗さを確保。おっかなびっくりの上映会でした。
他にも延長コードが足らず、音声が小さかったので途中買出しに行ってもらったり、、、やってみないとわからないことがたくさんありました。
そんな感じでいろいろ足りない部分が多かったのですが、それを差し引いても余りあるくらい、映画の内容は素晴らしかったです。

ドキュメンタリーとは思えない、いえドキュメンタリーだからこそ、それだけ胸に迫ってくるのかもしれません。壮大なおせっかいの物語。と監督が言うように、今の日本では希薄になりかけている、人のつながりを感じさせる映画でした。映画のキャラクター一人一人が立っていて、普段目立たない毎日を送っている人でも、スポットライトを当てて見ればそれぞれにドラマがあるのだなぁ、と実感しました。
中学生の参加者は、映画のバックグラウンドとなっている、中国の文化大革命や、下放、また延安という土地に関しては馴染みもなく、初めて目にし耳にすることばかりだったと思いますが、人間の気持ちはどこの土地でも、どの時代でも大きく変わる事はない、という事を知ったのではないかと思います。

上映会後は、休憩を入れる間もなく、池谷監督がすぐにお話を始めてくださいました。
学生時代のこと、ドキュメンタリーを撮るきっかけになったインド旅行のこと、監督の映画に対する熱い想いがひしひしと伝わるお話でした。質問も多く出て、なかなか熱気ある講演会になったと思います。

今回の「延安の娘」、ドキュメンタリー映画としては異例のロングランになった去年公開の「蟻の兵隊」はともにDVDも発売されていますので、機会があればぜひご覧いただければと思います。また、今回のお話を詳しく知りたい方は、2009年日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した池谷監督作の本、「人間を撮る ドキュメンタリーがうまれる瞬間−とき−」もお薦めです。
カテゴリ:中学生のハローワーク | 15:58 | comments(0) | trackbacks(0)
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