中高生のハローワークVol.5 開催案内 【脚本家 まなべゆきこさん】
中高生のハローワークVol.5は、昨年大ヒットした映画「おと・な・り」などを手がけた、脚本家のまなべゆきこさんに来ていただく予定です。
当日は、まなべさんへのお仕事インタビューとまなべさんの脚本作品の上映会(作品は「おと・な・りを予定)を行う予定になっています。
脚本家のお仕事についてや、映画の撮影エピソードについてなど、普段なかなか聞くことの出来ないお話をしていただく予定になっています。お楽しみに!

日 時:2月11日(木・建国記念日)PM1:00〜
場 所:成城ホール集会室A
参加費:500円
定 員:20名
対 象:中高生とそのご父母
申 込:参加をご希望の方は、お名前と参加人数をevent@tera58.netまでご連絡ください。
⇒案内用のチラシ(PDF)はこちら
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お仕事インタビューVol.3 【大学教授 研究者 岡部正隆さん】
【大学教授 研究者 岡部正隆さん】

岡部正隆さん小学生の頃から生き物好きで、中学・高校では生物部で活動していました。東京慈恵会医科大学を卒業後は患者さんを診るのではなく研究者の道を歩みました。動物によってからだの形が皆違うのに、同じ動物ではなぜ同じ形に育つことができるのか、、、その謎を解く為に遺伝子の研究を続けてきました。現在は医学部の学生に「解剖学」つまり人間のからだの構造を教えながら、4億年の時間をかけて人間が魚のような先祖からどのように進化してきたかを研究しています。

○お仕事内容を教えてください。
大学教授は教育と研究をしなければなりませんが、どちらかといえば教育(講義)がメインです。大学の先生でありつつ自分の研究もしないといけません。医学科と看護学科の授業を持ったり、また医療系の専門学校で教えたりもします。また、大学院生に研究論文の指導等も行います。私の場合は研究よりも教育に割く時間の方が長いですね。

○生物に興味を持ち始めたのはいつ頃ですか?
小学校2年の時に魚釣りで魚に興味を持ったのがきっかけで、それから魚の飼育もはじめました。

○どんな子どもでしたか?
小学校から高校2年にかけて学校の勉強はしない子でした。釣りをしまくり、コンピュータを操り、昆虫採集なんかもやっていました。

○13歳の頃は何に夢中でしたか?
当時はコンピューターだったと思います。父親のパソコンをいじって夜更かしする日も結構ありました。もちろん生き物も好きでしたよ。

○その頃にやっていた事で、今の自分の仕事に役だっていると思えることはありますか?
高校の得意科目は生物で、ダントツでした。(駿台の全国模試で2位を取った事も)。ただ、国語はてんでダメ。でもそれがかえって良かったと思います。例えば「それ」とは何かという問いがあった時に、人と違う視点で「それ」を見ている。「その時彼は何を考えたか?」という問いの答えはたいてい本文中に含まれているけれど、勝手に想像をしてしまう。こういうクセは今もアイディアの構築に役だっていると思います。論文を書くには作文能力も必要ですけどね。

○その頃の将来の夢は何でしたか?
具体的な職業として思いつくのは学者くらいだったように思います。

○その夢のために努力していた事はありますか?
日々趣味に時間を費やしていましたが、これを努力といえるかどうか。

○大学にいる時に臨床に行こうと思った事は?
僕は大学の3年までは臨床に行こうと思ってました。放射線科医になろうかと。でも、6年生の夏休み図書館で、小児科の先生に声をかけてもらい、その先生の紹介で東大の医科研の研究室を見学しにいくことになりました。そこの研究室でみたすばらしい研究環境に刺激されて基礎医学の研究者になることを決めました。医学部を卒業してから基礎医学の研究者の道に進むのは、現在では相当に少なくなりました。1人/500〜600人という割合かもしれません。僕も患者さんを診るのは面白いと思ったのだけど、医者というのはいわばクイズを解く事が好きな人が向いている。研究者はクイズの問題を考えて、それを自分で解く人だと思うのだけど、僕はそちらの方だなと思ったのです。

○どんな人がその職業に向いていると思いますか?
普通の人は向いていないと思います。研究者は人と同じじゃダメ、イヤと思う人が向いている。独自性を追求する、自己主張の強いタイプ。最終的に自分の研究室を持つにはボスの資質も必要かもしれません。

○その職業についた経緯を教えてください。
生物を勉強しようと思っていましたが、高3の12月に突如医学部に進もうと決意しました。大学の6年間では、一番楽しい授業が解剖だった。卒業後9年間はショウジョバエをつかって発生の研究をしていたのですが、その後2年間ロンドンで脊椎動物を使った発生の研究をすることになりました。帰国後、母校の慈恵医大の研究所に自分の研究室をもちやってきましたが、2年前にいまの解剖学講座に移り教育と研究の両方をやっています。

○その職業につくためにはどうしたら良いと思いますか?
医学部卒業でなくても研究者として教育者として優れていればおなじような立場になることはできると思います。研究者として教育者として経験を積むのはいくつか方法がありますが、実績をつくっていくことが重要ですね。

○今はどんな事に興味がありますか?将来の夢はなんですか?
これから僕は教授として、まだ四半世紀、25年は研究する事ができます。その間魚がどうして人間になったか、という事は研究し続けて行きたいです。

○この仕事の喜びって何ですか?
新しい事がわかった時の喜び。舞台の上に立ってどよめきを受ける喜び。新しい事の発見が評価を受けた時は嬉しいですね。

○今13歳の人たちにメッセージがありましたら教えてください。
いい学校に行っていい職業に就く、そういう社会での生き方ってあります。でも自分のやりたい事はなんなんだろう、自分の個性を生かした行き方ってどんなもんだろう、そんなことを考えながら自分らしい生きる目標を設定して欲しいと思います。13歳は何かに夢中になれる時代。どうかその何かに思いっきり時間を割いてください。

インタビューby 中山佳香
カテゴリ:お仕事インタビュー | 15:20 | comments(0) | trackbacks(0)
中学生のハローワークVol.4 【大学教授 岡部正隆さん】
岡部正隆教授10月17日(土)の第4回テラコヤネットイベントはの子どもと大人、合わせて12人の参加となりました。

今回のツアーの舞台になった、東京慈恵医科大学解剖学研究室のある校舎は、昭和一ケタ代に建てられたものだということで超レトロ!イギリスの建物を参考にして建てられたそうで、レンガ造りに丸窓がはめこまれていたり、なかなか雰囲気のある建物です。ここで最先端の研究が行われているかと思うと、不思議な気分になりました。

ツアーの前に、子ども達に研究の内容を簡単に説明した方がよいのでは?との岡部先生からのご提案で、まずは40分くらいの遺伝子や、進化発生学のレクチャーが行われました。
大学の教室でパワーポイントとスクリーン、小型テレビを使った講義は本格派。実際の学生になった気分で聞いていました。とてもわかりやすい説明で子どもたちも飽きることなく耳を傾けていました。

そしていよいよ研究室ツアーの開始です。まずは新校舎の方でDNAの解析マシーンを見せていただきました。1台数千万するというもので、DNAを一度に多数解析出来るそうです。岡部先生のお話によれば、一人の人間のDNA解析が数年後には10万円位で出来るようになるのだそうです。DNAを見れば、その人がかかりやすい病気などもわかるので、病院の診察券に、その人のDNA情報が書き込まれたICチップが埋め込まれる日はそう遠くないかもしれません。

次にまたレトロな校舎に戻って、3階の細胞培養室、マウスやラットのお部屋、2階、魚部屋(遺伝子操作したゼブラフィッシュ、ポリプテルスの赤ちゃん)を見学しました。
魚部屋では顕微鏡ものぞかせてもらいました。ゼブラフィッシュは成長が早くて、2日でふ化するそうです。
続いて薄暗い顕微鏡室に移動。部屋が暗いのはGFPで蛍光マークをつけたマウスの胚、光る神経などを見るため。GFP(緑色蛍光たんぱく質)は、2008年に下村博士がノーベル化学賞を授与された事でも有名になりましたが、実際に見られる機会が出来るとは思ってもいませんでした。

ニワトリの胚の取り出し次の部屋で行った、ニワトリ胚の観察の時には、希望した子が胚の取り出しのお手伝いにチャレンジ。研究室は少しの間、まるでお料理教室みたいでした。卵を慎重に割るという作業なのですが、これが意外と難しく苦戦していましたが、最後には胚をきれいに取り出すことに成功しました!
取り出した胚は顕微鏡で観察。1日目と3日目ではだいぶ大きさが違い、形もはっきりしてくる様子を見せてもらいました。
最後にナノ単位まで見る事が出来る、電子顕微鏡で肝臓の組織を見せてもらいました。リボソームやミトコンドリアなど、教科書で名前は見たことあるけど・・・という珍しいものを目の辺りにして、「へぇーー」とか「あーー、見える!」とか感嘆の声が上がっていました。

レクチャーやインタビューを含めると4時間以上の今回のツアーでしたが、驚きの連続、楽しい時間はあっという間で、子どもからも大人からも「おもしろかった〜!」と大好評でした。
岡部先生、ご協力頂いた研究室の先生方、本当にどうもありがとうございました。
岡部教授のお仕事インタビュー
カテゴリ:中学生のハローワーク | 13:12 | comments(0) | trackbacks(0)
中学生のハローワークVol.4 開催案内 【大学教授 岡部正隆さん】
学問の秋の気配も近づいてきましたので、中学生のハローワークVol.4は、ちょっと趣向を変えて、大学研究室ツアーを行うことにしました。
普段なかなか大学の研究室に足を踏み入れる機会はないと思います。
今回は、港区にある東京慈恵会医科大学の解剖学研究室をのぞかせてもらえる事になりました。
昭和初期に建てられたという、レトロな校舎の扉の中では、最新の研究が行われています。そんな不思議なギャップを体験してみませんか?
肺を持つ古代魚、ポリプテルスセネガルスやゼブラフィッシュ、マウスやラットといった生き物にも会えたり、また様々な顕微鏡を覗かせてもらえるかもしれません!
ツアーの後は、解剖学講座教授岡部先生から研究の事や、お仕事の話をいろいろ聞かせていただく予定になっています。
なかなか貴重な経験が出来ると思いますよ。
⇒案内用のチラシ(PDF)はこちら

日 時:10月17日(土)PM1:30〜
場 所:東京慈恵会医科大学 西新橋キャンパス大学(現地集合)大学アクセスMAP 校内MAP
対 象:中高生(大人の付添い可)
定 員:10名 要参加申込み
申 込:参加をご希望の方は、お名前と参加人数をevent@tera58.netまでご連絡ください。

カテゴリ:イベント情報 | 14:50 | comments(0) | trackbacks(0)
中学生のハローワークVol.3 【映画監督 池谷薫さん】
第3弾は、7月5日(日)せんがわ劇場 ふれあいの家で、映画監督池谷薫さんに来ていただきました。

今回はテスト期間ともろに重なってしまったこともあり、子ども達は集まりが今ひとつでしたが、今回はご父母もOKということで、総勢16人の参加者となりました。

池谷監督のお仕事を知ってもらうには、百聞は一見にしかずで、まずは監督の作品を鑑賞してもらいました。
映画は中学生には難しい内容が含まれているので、池谷監督から上映前に少し解説をしていただきました。監督は、時代背景を理解しようとするのは難しいけど、この映画は家族のお話、人間を撮っている。何年も経って、あんな映画があったなぁと思い出すような映画であればいいと思うと仰っていました。

上映会に関しては実は裏話が…せんがわ劇場のふれあいの家はとても広くて明るい素敵な空間なのですが、それが上映にはとっても不向きであるという事に気づいたのが前日。
困った私達が取った手段は。。はい、ドラッグストアを回ってダンボールを回収しましたよ。合計20個のダンボールをつなぎ合わせて巨大な目隠しを作りました。祈るような気持ちでダンボールを窓に立てかけたら何とか暗さを確保。おっかなびっくりの上映会でした。
他にも延長コードが足らず、音声が小さかったので途中買出しに行ってもらったり、、、やってみないとわからないことがたくさんありました。
そんな感じでいろいろ足りない部分が多かったのですが、それを差し引いても余りあるくらい、映画の内容は素晴らしかったです。

ドキュメンタリーとは思えない、いえドキュメンタリーだからこそ、それだけ胸に迫ってくるのかもしれません。壮大なおせっかいの物語。と監督が言うように、今の日本では希薄になりかけている、人のつながりを感じさせる映画でした。映画のキャラクター一人一人が立っていて、普段目立たない毎日を送っている人でも、スポットライトを当てて見ればそれぞれにドラマがあるのだなぁ、と実感しました。
中学生の参加者は、映画のバックグラウンドとなっている、中国の文化大革命や、下放、また延安という土地に関しては馴染みもなく、初めて目にし耳にすることばかりだったと思いますが、人間の気持ちはどこの土地でも、どの時代でも大きく変わる事はない、という事を知ったのではないかと思います。

上映会後は、休憩を入れる間もなく、池谷監督がすぐにお話を始めてくださいました。
学生時代のこと、ドキュメンタリーを撮るきっかけになったインド旅行のこと、監督の映画に対する熱い想いがひしひしと伝わるお話でした。質問も多く出て、なかなか熱気ある講演会になったと思います。

今回の「延安の娘」、ドキュメンタリー映画としては異例のロングランになった去年公開の「蟻の兵隊」はともにDVDも発売されていますので、機会があればぜひご覧いただければと思います。また、今回のお話を詳しく知りたい方は、2009年日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した池谷監督作の本、「人間を撮る ドキュメンタリーがうまれる瞬間−とき−」もお薦めです。
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